
夏休み期間中など、ご家庭でできる自由研究としてドライアイス実験は最適です。
実際、弊社に実験用としてドライアイスを購入していかれるケースが多々あります。
本記事では、実験の中でも代表的な「ドライアイスでシャボン玉をつくる実験のやり方、どんなことを学べるのか?」について解説していきたいと思います。
お手軽で簡単、安全に楽しめる実験ですので、ご興味のある方はぜひ参考にしてください。
実験で学べる内容
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Contents
1:実験準備
★用意するもの★
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用意ができたら、ボウルやダンボール箱にドライアイスを砕いて敷き詰めてください。
※ドライアイスを使用する際は火傷を防ぐため、必ず軍手か手袋を使って取り扱ってください。
2:実験手順
手順1:シャボン玉を飛ばして、落ちていくことを観察する
それではいつものようにシャボン玉を吹いてみましょう!!
シャボン玉がゆっくり下に落ちていき、床に落ちます。
これは普段見る光景ですね!
手順2:ドライアイスが入った箱の中にシャボン玉を吹いてみる
次にドライアイスが入った箱の中にシャボン玉を吹いてみましょう!
シャボン玉をよく見てみると、ドライアイスの入った箱の下に落ちていきますが、底まで落ちず、浮いているようにみえます。
なんで落ちないんだろう?と、お子様はビックリすると思います。
<上記写真:透明なボウルにドライアイスを砕いたものを入れ、シャボン玉を吹いてみるとシャボン玉が落ちずに浮いています>
3:実験を通してわかること
3-1:ドライアイスが入った箱の中では、シャボン玉が下に落ちない
ドライアイスが下に落ちないで浮いているようになったのはなぜでしょう?
それはドライアイスが昇華し、二酸化炭素が箱の底に充満しているためです。
それでは、なぜ二酸化炭素が箱の底に充満するのでしょう?
それは二酸化炭素が空気(窒素・酸素)に比べて重いからなのです。
空気の構成を円グラフで見るとわかりやすいです。
3−2:二酸化炭素は空気に比べて重い気体である
全ての物質は分子といわれるとても小さい粒子からできています。固体、液体、気体は粒子の集まりです。
そして、二酸化炭素は空気の主成分である窒素と酸素と比べて重いのです。
粒子1個当たりの重さは、窒素:28、酸素:32、二酸化炭素:44になります。
そのような理由から、今回の実験では、重い二酸化炭素が箱の底に充満していたからシャボン玉が落ちなかった、ということがわかりましたね。
4:まとめ
今回はシャボン玉とドライアイスを使って、空気の構成と、空気には重さが違う気体があることが分かりました。
ドライアイスの実験は子供にとってとても楽しいものになります。
炭酸ガスの冷気などを見て、とても興奮します。
ドライアイスの取り扱いには十分に気を付け、安全で楽しい実験にしてください。
弊社では、実験用のドライアイスを取り揃えております。
ご希望の方は下記よりご購入ください。