
バーでウイスキーロックを注文したときに、ロックグラスの中に丸氷が入っていると、
高級感と見た目の美しさで、気分が高揚し、ウイスキーがいつもよりおいしく感じられると思います。
バーなどのお店でお酒を飲む機会が減っているなか、「宅飲みでより充実した時間を過ごしたい」「お友達を招いたときに、丸氷でお酒を作って喜ばせたい」と思いますよね。
そのようなときに、丸氷を自宅でどうやって作ればいいのでしょうか。
本記事では、自宅で作れる丸い氷の作り方を解説していきます。
ご自宅で丸氷を作って楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
1 . バーで飲むウイスキーロックに丸氷が使われている理由とは?
【理由1】クリアな丸氷は見た目がとても美しい!
バーで丸氷が出てくる理由の1つ目は、ロックグラスに入った丸氷が、透明で美しく輝いているからです。
高級感が増して、グラスの中を思わず見つめてしまいます。
サントリーなどの酒類メーカーのCMを見ても、美しく映し出されていますよね!
CMの影響もあって、バーのお客様から、丸氷でお酒を作ってほしいと注文が入ることも多いようです。
【理由2】丸氷は氷の中で一番溶けにくい氷
理由の2つ目は、丸氷は溶けにくいことです。
氷の種類には、丸氷・かちわり氷・キューブアイス・クラッシュアイス(小粒)などの形がありますが、それぞれお酒の種類や用途によって、使い分けています。
その中でも丸氷は表面積が小さいので溶けにくい氷なのです。
ウイスキーロックを冷やして飲みたいけれども、お酒本来の味わいを落としたくない方には、丸氷がおすすめです。
2.おすすめのアイスボールメーカー(製氷器)
自宅で丸氷を作りたい方は、ドウシシャの【大人の透明丸氷】という商品がおすすめです。
コンセプトとしては、透明でクリアな丸氷ができることです。
他の製氷アイスボールメーカーもありますが、比べた結果、この商品が一番優れています。
この製氷機のメリットは、他の製氷器と違って、透明な丸氷を作ることができることです。
家庭用の冷凍庫で氷を作ると、どうしても氷が白くなる部分(空気などの不純物)ができてしまいます。
しかし、この商品は氷の透明な部分は丸氷となり、白く凍った部分を他社製品よりも分離させて凍らせることができます。
また、一度に2つの丸氷ができるのもいいですね!
デメリットは、やはり家庭用の冷凍庫で作ると、氷屋の純氷より溶けが早く、透明度も劣ることと、家庭内冷凍庫で作ることは衛生面で少し不安があります。
また、冷凍庫内の場所をとられてしまうことも挙げられます。
3.自宅で簡単!アイスボールメーカー(製氷器)で丸氷を作る方法
ステップ1:乾燥させた(濡れてない)貯水容器を断熱容器に入れる。
ステップ2:貯水容器のMAX線まで水を注ぐ。
ステップ3:丸型の容器を組み合わせて、貯水容器に入れる。
ステップ4:ゆっくりと丸型容器を貯水容器に入れる。
ステップ5:水をこぼさないように、冷凍庫に入れる(16時間以上凍らせる)
ステップ6:冷凍庫から取り出し、丸型容器を引っ張るように取り出す。
ステップ7:丸型容器を左右に取り出して、丸氷を取り出す。
丸氷の完成!!
4.自作の丸氷はバーのような丸氷になるのか?
自宅で製氷器を使って、バーに出てくるような本格的な丸氷を作ることはできません。
見た目は丸い形をした氷であっても、氷の質に大きな違いがあるのです。
それは、自宅製氷の丸氷はどうしても「溶けやすく、白く濁る(純透明ではない)部分がでてきてしまう」ことです。
このことが原因で、たとえいいお酒であっても、味わいや風味が損なわれてしまうのです。
なぜなら、「溶けやすい」ということは、お酒がすぐに水っぽくなってしまう原因になりますし、「白い濁り部分」はカルキなどの不純物で、
これが溶けだすと、味わいや風味に影響がでてしまうためなのです。
では、なぜ自宅製氷の丸氷は「溶けやすく、白く濁る部分がでてきてしまう」のでしょうか?
一番の原因は凍結時間が短いことです。
家庭の冷凍庫の温度は約-15℃から約-18℃と低すぎるため、水が早く凍結してしまいます。
早く凍結することで、水の中にある空気や不純物を閉じ込めてしまうため、白く濁った溶けやすい氷になってしまうのです。
5.プロのバーテンダーが使うおすすめの丸氷
5-1.氷屋の純氷のアイスボール
バーで使用されている丸氷は、ほとんど氷屋から仕入れてます。
バーテンダーさんが氷屋の純氷を、自分で丸い形に削る、もしくは氷屋のアイスボール(丸氷)という商品を使用しています。
氷屋の氷は、氷の凍結時間が48時間以上の氷を使用しており、-5℃~-10℃ぐらいで、水の中にある空気や不純物を取り除きながら凍らせています。
氷屋の氷は純氷と呼ばれている通り、溶けにくく、透明、無味無臭のため、お酒の味わいや風味を損なわない氷なのです。
氷屋の氷を使っているバーでは、お酒の味わいにこだわり、氷の美しさによる演出にもこだわっているのです。
5-2.アイスフラワー(氷の中に食用バラの花が入っている丸氷)
氷の中に食用バラを入れた氷も人気です。
氷屋ならではの製法で、氷の部分も透明に製造できます。
見た目がとても美しく、パーティーやお祝い事でも、とても人気ある商品です。
より一層の高級感を演出したい時におすすめです。
6.丸氷がよく使われるお酒
6-1.ウイスキーロック
ウイスキーロックには、かちわり氷か丸氷を使用しますが、これはお客様の好みによります。
かちわり氷は丸氷より氷が溶けやすいので、ウイスキーの味わいの変化を楽しめると思います。
丸氷は冷えたウイスキーをストレートに近い飲み方になります。
見た目は、かちわり氷より丸氷の方が高級感と美しさは上かもしれません。
6-2.ワイン
最近の流行で、氷を入れて飲むワインを酒類メーカーが販売しています。
かちわりワインと呼ばれています。
薄まってしまっても、味わいの変化を楽しみながら、美味しく飲めるように作られています。
特に高級なワインを冷やして飲みたい方は、丸氷がおすすめです。
かちわり氷よりはストレートに近い状態で飲むことができます。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。
丸氷が自宅にストックされていると、お酒を飲む時間をより楽しくすることができます。
製氷機でも丸氷はできますが、どうせなら氷屋の純氷でいいお酒を飲んでみてはいかがでしょうか。
また、氷屋ではハイボール用やクラッシュアイス、かちわり氷など、様々なシーンに合わせた高品質な氷を販売しております。