停電時における冷蔵庫内の食材の守り方を徹底解説!

地震や台風などの自然災害によって停電になってしまったとき、電気がとおってない冷蔵庫の食材をどうしたらいいだろう、と悩んでしまいますよね。
特に冷蔵庫の中に食材がたくさんある場合や、停電時間が長引く時は、冷蔵庫内の保冷をできるだけ長く維持しなくてはなりません。

本記事では、停電時における冷蔵庫内の食材の守り方を解説します。
停電など予期せぬときの対応は、なかなか準備ができていないものです。

いざというときのために参考になれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。

1.停電時の冷蔵庫内の保冷時間はどのくらい?

一般的に停電が始まってからの冷蔵庫内の保冷時間は、2〜3時間と言われています。
ただし、冷蔵庫のドアの開閉をしないときにかぎります。

ドアの開閉が多いと冷気が外に逃げますので、冷蔵庫内の温度は上昇していきます。ドアを10秒開けたままにすると冷凍庫内の温度は約3℃〜5℃上昇します。特に夏場になると、より保冷時間が短くなり、食材が傷む可能性が高まります。

停電発生時は冷蔵庫の開閉を避けるようにしましょう。

2.停電時における冷蔵庫の保冷対策

2−1.ドライアイスを使うことがもっとも効果的

冷蔵庫の保冷をするなら、ドライアイスで保冷するのがおすすめです。保冷力、持続力共に、保冷剤や氷より優れているため、食材を安心して保冷できます。また、冷蔵庫の開閉を気にすることなく、いつも通りに冷蔵庫を使えることも大きな魅力です。
また、ドライアイスは昇華するので庫内で水が垂れたりすることはほとんどありません。

弊社は1964年からドライアイス販売を開始して以来、大手商業施設の飲食店や、セブンイレブンなどのコンビニやスーパーの停電時、冷蔵庫・冷凍庫保冷用として多くのドライアイス販売実績がございます。
ご入用の際はご活用ください。

2−2.保冷剤を使う

<ブロータイプの保冷剤>

保冷剤を使うことで、ある程度保冷することはできます。
ただし、停電時に冷凍庫内に凍った保冷剤が常備されていることが必要です。万が一のために保冷剤を冷凍庫に入れておきましょう。

保冷剤の種類はケーキなどを購入した際についてくる小さい物ではなく、上記の写真にあるようなブロータイプの保冷剤を準備しておきましょう。

保冷剤には温度帯が様々ありますが、保冷力と保冷持続力がいいのは-11℃帯がおすすめです。気温差や冷蔵庫のドアの開閉によりますが、約4時間から5時間は持続します。

2−3.冷凍食品を使う

冷凍食品を使うことで冷蔵庫内を保冷することも可能です。

冷凍食品も冷凍庫内の一番上に置きます。冷凍食品の冷気で冷蔵品を保冷しますが、冷凍食品も溶けてきますので、1時間~2時間ほど時間を伸ばせる程度です。そして、溶けかかっている冷凍食品は、早めに調理してください。

冷凍庫内のアイスクリームは早めに溶けてしまいます。冷蔵庫の中に入れないで早めに食べましょう。

2−4.ドライアイスや保冷剤は上に置く

ドライアイスや保冷剤は食材より上に置きます。冷気は下に下がっていくからです。

ドライアイスを置く場合は、ドライアイスの下には凍ってもいい冷蔵品を置いてください。ドライアイスの真下にあると凍ってしまう可能性があるためです。

そのような冷蔵品がなければ、ドライアイスとの距離を離すか、ドライアイスの冷気が直接当たらないように、ダンボールなどをかませ直接に冷気が当たらないようにしましょう。

保冷剤の場合は結露した水が下に滴るので、食材が濡れないように注意しましょう。

2−5.冷蔵庫のドアをなるべく開けない

冷蔵庫のドアはなるべく開けないようにしましょう。どうしても必要な時があると思いますが、ドアを開けたらすぐ閉めるようにしましょう。

ドライアイスを置いた場合は、普段のように開け閉めしても問題ありません。ただし、保冷剤は冷気が弱いため、早めに閉めるようにしましょう。

2−6.冷蔵庫の中身は70%程度に抑える

停電したときの冷蔵庫内の中身は70%程度に抑えることをおすすめします。食品が庫内にたくさんあると、冷気が通らないので保冷できません。

ドライアイスを置いた場合は、冷蔵庫内に食品がたくさんあっても問題ありません。安心して保冷できます。

2−7.クーラーボックスは使わない

停電になってしまったとき、冷蔵庫が使用できないからと、クーラーボックスなどに移すことを考えてしまいがちです。しかし、クーラーボックスが冷えていればいいのですが、常温のクーラーボックスでは逆にクーラーボックス内を冷やすことに労力を使ってしまい、冷蔵品が早く溶けてしまいます。

冷蔵庫の庫内の断熱材はクーラーボックスより、はるかに保冷力を維持できるようになってます。
電気が通ってない冷蔵庫ですが、家の中で一番冷えているのは冷蔵庫です。庫内の食品は移さないでください。

3.ドライアイスで冷蔵庫内の食材は守られるか実験してみた!

3−1.ドライアイスを冷蔵庫内に設置する

弊社販売用3kgドライアイスを使用します。

上記の写真は冷蔵庫の一番上にドライアイスを置いてある写真です。

ドライアイスは茶紙に包まれていますが、紙やタオルなどに包んでもいいです。何かで包むことによってドライアイスが長持ちするためです。

わが家の冷蔵庫は3ドアで冷蔵室が大小1つずつ、冷凍庫が1つです。冷蔵庫の小さい引き出しにあった食材は、大きい冷蔵室にまとめました。
小さい冷蔵庫にドライアイスを入れると、庫内が狭いので食材は凍ってしまいます。

冷蔵庫と冷凍庫にドライアイスを3㎏を1つずつ、以下の条件で実験してみました。

<条件1>

18:30~翌18:30の24時間の実験

<条件2>

室温20℃ 冷蔵庫内10℃

<条件3>

17:00から冷蔵庫の電源を抜いて1時間半経過してからドライアイスを置く

 

実験では以下の項目を確認します。

  • 冷蔵庫内の保冷は保たれるのか
  • 冷凍庫内の食材は凍っているか
  • 冷蔵庫の床下は水濡れしていないか
  • 冷蔵庫の中身は凍らないのか
  • ドライアイスは3㎏で保冷がたもてるのか
  • 冷蔵庫の中にドライアイスから発生する炭酸ガスが充満しないのか、危険ではないか

3−2.冷蔵庫内の食材の配置の仕方

ドライアイスは紙に包んだまま、冷蔵庫内の一番上に置きます。冷気は下に流れていくからです。

ドライアイスのすぐ下にある食材は凍ってしまう可能性があります。そうならないために冷気が直接当たらないよう、ダンボールや厚めのタオルなどを敷く、もしくは食材をジプロックやプラスチックの容器に入れておきましょう。

食材を置く順番は、ドライアイスの真下は凍ってもいい食材を置き、下の方は凍らせたくない食材にします。

3−3.ドライアイスを入れて24時間経過した実験結果

ドライアイスを入れてから、いつも通りに冷蔵庫、冷凍庫内を開閉して使用していました。

以下、結果をまとめました。

実験での確認項目 結果
冷蔵庫内の保冷は保たれるのか 冷蔵庫内は5℃で、問題なし。
冷凍庫内の食材は凍っているか 冷凍庫内は全て凍っており、全く問題なし。
冷蔵庫の中身は凍らないのか 冷蔵庫の真下に置いてあったキャベツが少し凍った感じでしたが、他の食材は問題なし。
ドライアイスは3㎏で保冷がたもてるのか ドライアイスは冷蔵庫内は400g残り、冷凍庫は700gぐらいまでになってた。
冷蔵庫の中にドライアイスから発生する炭酸ガスが充満しないのか、危険ではないか いつものように使っていたので、冷蔵庫のドアの開閉時に炭酸ガスは抜けており、庫内に炭酸ガスが充満している感じはなかった。
冷蔵庫の床下は水濡れしていないか

冷蔵庫の床下の水漏れなし。

※余ったドライアイスは、喚起がいいところにそのまま置いておけば、自然と昇華してなくなります。お子様の手の届かないところで処分してください。

3−4.結論

ドライアイスを冷蔵庫と冷凍庫共に、食材は保冷されていました。

一番の懸念は冷蔵庫の食材は凍ってしまうかと思いましたが、ドアの開閉を普段通りにしていたので、ちょうどいい庫内温度でした。

冷凍庫においたドライアイスは庫内が狭く、食材も凍っているので多く残っていました。

冷蔵庫・冷凍庫共に24時間で、ドライアイス3㎏か4㎏で十分に保冷できると思います。
もし停電になったときは、ドライアイスの購入を検討してみてください。

4.停電時の事前対策

4−1.蓄電池を用意しておく

近年は自然災害が増えてきており、災害に伴う停電が起こるため、家庭用の蓄電池が販売されております。

電気が全く通らないなか、長い間、家で生活をしなくてはならないときのために、準備しておくのもよいでしょう。

家に設置するタイプは、費用が100万円ぐらいと高額ですが、ポータブルの家庭用蓄電池は、安いもので3万円ぐらいから販売されています。

機能などを確認してみてください。

4−2.生物などの食材はなるべく置いておかない

停電が始まって、2~3時間は冷蔵庫のドアを開閉しなければ冷蔵庫内の食材は守られますが、それ以上の時間がたつと、生ものなどは傷んでくる可能性があります。

肉や魚などの生ものや乳製品は早めに調理をして食べましょう。特に夏場は気をつけてください。傷んでしまった食材は処分しましょう。

ドライアイスを置いた場合は、保冷されるので問題ありませんが、ドライアイスからなるべく避けて冷蔵庫内に置くようにしましょう。

4−3.水漏れ用にタオルを用意しておく

停電時間が長くなると、ドライアイスで冷蔵庫の保冷ができない場合、冷蔵庫内の霜からくる水漏れ、食材の解凍による水漏れが発生します。冷蔵庫周りの床に水漏れがしますので、タオルや新聞紙などを用意しておきましょう。

ドライアイスで保冷している場合は、必要ありません。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

地震などの自然災害に伴う停電は、事前に準備しておかないと対応ができないことがおわかりいただけたと思います。

冷蔵庫内の食材を守る場合は、保冷剤を凍らしておくことや、蓄電池を準備しておくなど、災害に備えるといっても、普段の生活の中で準備しておくことは難しいです。

そうなると、冷蔵庫内の食材を守るためには、ドライアイスが一番のおすすめです。

おすすめの記事