ドライアイスの保存方法と保存時間について

弊社は飲食用の純氷から冷やし用のイベント氷、氷彫刻や氷の器など冷凍商品を主に扱っていますが、中でも一番多い問い合わせが

ドライアイスの保存方法、ドライアイスはどのくらいの時間保つことができるのか?

かもしれません。

定期的にご購入される方はすでにご自身で保存用のボックスをお持ちであったり、扱い方はそれぞれなので、こちらから提案することはないのですが、初めてドライアイスを使用するお客様は、

お使いになる用途に対してどのくらいの量のドライアイスが必要なのか?そして、未使用時にドライアイスがどれくらい昇華してしまうのか?

気になると思います。実際この質問が一番多いと思います。

ですので今回はこの2点、

ドライアイスの保存方法

ドライアイスはどのくらいの時間保つことができるのか?

を解説したいと思います。

1. ドライアイスの保存方法

まず初めに、保冷ボックスが必要かどうか?

弊社にお越しになられる方で、ドライアイス購入時にドライアイスの保存用のボックスを購入した方が良いのか?聞いてくるお客様がおりますが、その時にいつも聞き返しているのが

「何時頃お使いになられますか?」です。

お客様によっては、すぐにドライアイスを使用する方もいれば、翌朝使う分で買いに来られる方もいます。

この場合、その場でお渡ししても、1時間後に使用する方もいれば、10時間以上、使用するまで時間が空くこともあります。

・1~2時間程度なら保冷ボックスはいらない

上の画像のようにスライスされたドライアイスは茶色の厚紙に包まれてビニールに入れてお渡しします。

最低限の保冷効果はあるので、すぐに昇華してしまうことはありません。1~2時間後に使用するなら、そこまで量も見た目も変わらないので、保冷ボックスはおすすめしていません。それでも不安な方は

目減りする分をドライアイス1kg多く購入することで、1回使用するだけのためのボックスを購入するよりかはコスパは良いのではないか?と伝えています。

ですので、1回きりの使用で比較的短時間でご使用になられる方はあまり気にしないで良いと思います。

・停電用のドライアイスなど、翌日に使用される場合

本当はドライアイスをお使いになる直前に来社して購入されれば、その場でドライアイスを切ってお出しするので一番良いのですが、なかなかそうできない事情もよく聞きますし、配送をお願いされてもご希望の時間に配達できるとは限らないので難しいのですが(ネットショップの購入だと前日出荷とかなので、かなりの目減りを覚悟した方が良いかと)

弊社の場合は(停電用や翌日使用分の場合は)配送時に段ボールに入れて、なるべくドライアイスを外部の空気に触れさせないようにしてお渡ししています。保冷ボックス程の保冷効果はありませんが、より昇華を遅らせるためにこのような形でやらせていただいております。先ほども述べましたが、お客様のコストを考えたらこのやり方をおすすめしています。

もちろん保冷ボックスをご希望の方にはご案内しています。

 

関連記事: 停電用ドライアイス   保冷ボックス

・商品をドライアイスと一緒に保冷ボックスに入れて持ち運びたい

営業で冷凍食品のサンプルを持ち運ぶ方や、マイナス何十度で保存しないといけない化学物質を扱う方などがよく弊社に訪れてドライアイスを購入されてご自身が用意したボックスにドライアイスを入れて持ち帰る、ということは毎日あります。こういう方は慣れているのでいつも通りお世話になっておりますが、初めての方は専用のボックスもないでしょうし、どうしたら良いかわからないと思うので簡単に説明させていただきます。

  1. 入れる商品の総量+ドライアイスを入れる分、少しの隙間があるボックスを選ぶ
  2. ドライアイスは冷気が下に降りるので商品の上に乗せる
  3. お使いになるまで長時間開けないのであれば蓋の部分をガムテープで止める

 

保冷ボックスの種類とサイズはこちらのページを参考にしてください。

弊社にお越しになられて実際に商品を見てからお買いいただくこともできますのでぜひご検討ください。

関連記事: ドライアイス販売の流れ

まれに「海外まで冷凍した状態で持っていきたい」とおっしゃる方もおられます。飛行機に乗せられるドライアイスの量に限度がありますのでご使用になる航空会社のホームページなどでご確認いただいてからお越しください。

2. ドライアイスの保存時間について

「ドライアイスってどのくらいもちますか?」

すごくよく聞くのですが、実は答えるのが非常に難しいのです。というのも、例えば単純にドライアイスを1kgに切って裸のままの状態で置いておけば2~3時間ももたないと思います。その一方、紙などで何重にもぐるぐる巻いてちょうど良いサイズの発泡スチロールに入れて、全く開けなければ完全になくなるまで10時間以上はあると思います。ただこの場合ドライアイスを保存しているだけの状態であって、何かに使用するためではありません。ですので単純にドライアイスがどのくらいもつのか?をお話しするよりも、ドライアイスの使い方によって保存時間が変わるのが前提になります。

 

とは言ってもドライアイスを裸のままで紙に包まず、保冷ボックスにも入れないということはあまりないと思うので実際は4~5時間は持つのではないかと思います。ただ、ドライアイスは少しづつ昇華していくので、「ドライアイスを扱う環境」によって効果が異なります。

ここで言う「ドライアイスを扱う環境」というのは先ほどの例と似ていますが

上のボックスの中に長時間完全に密閉されたドライアイスが残りわずかの状態と

dry ice

このようにむき出しの状態のドライアイスが残り僅かの状態では、持続時間も保冷時間も大分変わります。

冷凍庫を想像していただけるとわかりやすいと思うのですが、マイナス20℃の冷凍庫をずっと閉めっぱなしにすれば長時間低い温度で保っているのでエネルギーはあまり使わないのですが、一度開けてしまうと外部の気温を取り込むため、一気にマイナス10℃くらいになります。ここからまたマイナス20℃まで温度を下げていくにはかなりのエネルギーが必要になります。ドライアイスで言うならば、ここで昇華時間に差が出てくるのです。

・ドライアイスを長時間保たせる

マイナス78.5℃あるドライアイスは品質上、昇華を防ぐことはできません。

関連記事:ドライアイスとは?用途は?

なのでコツは、いかに昇華を遅らせるか、です。そのために必要なことは

・ドライアイス用の保冷ボックスを用意する

ドライアイスはあまり空気に触れる空間を作らないほうが良いのでドライアイスに合わせたサイズの保冷ボックスを用意する(ドライアイス専用のボックスもあります)

・新聞紙や厚紙などで(必要に応じて2重、3重に)包む

ドライアイスは紙に包めばその分長時間保つことができます。ただ、何重にも包むと使用するときに手間がかかるのと、頻繁にお使いになる時はあまり意味がないので、長時間保存するときにはおすすめします。

・なるべくドライアイスを密着させる

マイナス78.5℃もあるドライアイスを保存するには冷凍庫ですら高温になってしまいます。同じ温度のドライアイスをなるべく密着させて保存すれば昇華も抑えられます。

ここでポイント・・・弊社は250gカットまではご要望に応じて致しますが、保存のことを考えたらなるべく大きな塊のほうが昇華は防げます。ドライアイスは細かければ細かいほど昇華は早くなります。ですので、停電用のドライアイスなど一度冷凍庫に入れたらそのままにするような使い方の場合はブロックでご注文されることをおすすめしています。

この3点を意識して保存できればドライアイスの保存時間を長く伸ばせるのではないかと思います。

 

 

他にもドライアイスに関する質問や用途など扱った記事がございますので、ぜひご覧ください。

 

関連記事: ドライアイスとは?用途は?  ドライアイス販売の流れ

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