かき氷屋

家庭で楽しむ分には製氷機の氷や、キューブ式の氷でも作れると思いますが、溶けにくく大きくふわふわの氷を作るとなれば、やはり純氷もしくは天然氷は必要ではないかと思います。

となると天然氷、純氷どちらを選べばいいのか?どう違うのか?ということになりそうです。

今回は、天然氷と純氷の両方を扱う、氷屋ならではの目線からお伝えしたいと思います。

天然氷とは

近年流行りの天然氷ですが、天然氷は山間など山奥の自然に池を造り、そこに湧水などのきれいな水を注ぎ、じっくりと凍らせます。天然氷を作るための条件は厳しく、単純に池を作ればいい訳ではなく、なるべく日に当たらない、気温は-5℃前後、それでもあまり雪が降らない、など自然環境の条件が多く、どこでも作れるわけではありません。自然の環境で作業するので、純氷と比べると手間がかかります。天候が悪くなり途中でダメになってしまうこともあります。生産の面でも純氷と比べると安定して作ることは難しいかもしれません。

純氷とは

 

純氷(じゅんぴょう)は天然氷とは違い、製氷工場にて機械できれいな氷を作っていきます。簡単に説明すると水道水や自然水をろ過し、良質な水にして、ゆっくりと凍らせます。純氷は‐10℃前後で、48時間以上かけて凍らせた氷です。

純氷についてはこちらのページに詳しく書いてあります。

天然氷と純氷に味や質の違いはあるのか?

 

 

特にこれからかき氷をお店で始めようとしている方は一番気になるところだと思います。

天然氷、純氷どちらも製氷機とは違い、氷の密度が高く溶けにくく、透き通っているので見た目では違いはわからないと思います。

衛生面と品質の違い

製氷工場の純氷1製氷工場の純氷2製氷工場の純氷3

衛生面で言えば製氷工場の純氷であることは間違いないでしょう。完全防備で、作業場に入るまでに毎回消毒、衛生チェックをしなければなりません。

上の画像は製氷工場での製造過程の一部になります。機械だけでなく必ず目視でも品質のチェックをしています。

 

天然氷は外での作業になるため、どうしても衛生的には難しい部分がでてきます。

ただ、自然の中で造られる天然氷は計り知れない努力と管理が必要だと思います。そもそも氷屋は氷雪販売業ということで、都道府県が定める基準の「食品衛生責任者」や保健所の認可も必要なので衛生管理はもちろん徹底的に行っています。ですので、氷屋であることで質や衛生管理に関してはプロのライセンスを保持しているということです。

味の違い

味についてですが、イメージで言えば自然で作られた天然氷は味がまろやかで、製氷工場で作られた純氷は味がすっきりしているのではないか?

実際のところは..............そういう人もいるみたいです。(もちろん美味しいことに変わりはありません。)

正直に言えば、氷だけで比べてもそれぐらいの違いなので、ここからシロップやらフルーツやら加えていったらその違いに気づける人はすごいと個人的には思います。家庭の氷と天然氷、または家庭の氷と純氷、の比較でしたら簡単にわかりますが、天然氷と純氷の味の比較は難しいと個人的には思っています。

ですのでご興味ある方は一度、天然氷と純氷をお試し頂いて決めてみてはいかがでしょうか?

実際に弊社のお客様も試作で両方お買い頂いて、天然氷にしたお客様もたくさんいらっしゃいます!

天然氷って名前の響きも良いですよね!「当店のかき氷は天然氷を使用しています」というお店増えてますよね。個人的には「当店のかき氷は純氷を使用しています」というお店がもっと増えてもいいのにな~と思っていますが。どちらが優れている、というわけではないと思うのですが、天然氷の方が手間がかかっているのは事実ですからね。ただ、純氷は製氷に48時間以上かけてゆっくり凍らせて不純物を取り除いて、といろいろと基準を満たしていないと純氷と呼べないので、「見た目がきれいだから」、「コンビニやスーパーで売られているから」純氷というわけではないことははっきりと言っておきたいと思う、氷屋の小言でした。

 

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